エコキュートの導入の際に真っ先に必要になるのが設置スペースの確保です。
エコキュートは主に「ヒートポンプユニット」と「貯湯タンク」から構成されるので、電気温水器よりも広い設置スペースを必要とします。
スペースのことを考えずに導入を決めると後で困る…
そんなことにならないために事前に設置スペースを決めておきましょう。
この記事ではエコキュートの設置スペースを選ぶ際の注意点や設置工事の流れなどについて分かりやすく解説します。
これからエコキュートを導入する方はぜひ参考にしてくださいね。
目次
エコキュートの設置スペースは、単に機械を置くだけの面積があればよいというものではありません。
ヒートポンプユニットからは低周波音が生じるので、近隣との騒音トラブルを避けるために隣家からできる限り離れた場所を選ぶ必要があります。
また、自身や家族の睡眠を妨げるおそれがあるので、ご自宅の寝室の近くには置かないようにしましょう。
さらに、以前に導入した電気温水器と交換する場合は、配管の位置などを確認して再利用できないか検討するのも大事です。
合わせて、機械を作動させる電気設備の有無や電力の容量のチェックも行ないます。
既にあるものを再利用することでコストを抑えることができます。
設置する場所を決定したら、次は土台の整備です。
コンクリートを流し込んだり砂利を敷き詰めたりなど、土台を作る基礎工事を行ないます。
貯湯タンクの重量は本体だけで60kg~90 kgあり、満水時には400 kg~600kgにも達するので、重みに耐えられる頑丈な地面が必要だからです。
ただし、既に400kg~600kgほどの重みに耐えられる強度の地面がある場合はこれらの作業は不要です。
地面の上に装置を据え置く際には、転倒を防止するために装置をアンカーボルトでしっかりと固定します。
ちなみに、基礎作りの方法は型枠を使ってコンクリートを流し込む「現場打ち」と既製品を持ち込む「エコベース」の2種類があります。
現場打ちは地盤が少し弱い所でもしっかりとした地面を作れますが、コストが比較的高く作業時間も多めにかかるのがデメリットです。
一方のエコベースは既製品を持ち込むだけなのでコストを抑えたスピーディな作業が可能ですが、元々の地盤が弱いと不安定になりがちです。
双方のメリット・デメリットとご自宅の地盤の強弱を見極めた上で適切な方を選択しましょう。
設置工事は次のような流れで進みます。
➀土台の基礎工事を行なう
まずは土台の基礎工事からです。
貯湯タンクの重量は満水状態だと500kg以上にもなるので、その重みに耐えられるようにしっかりと土台を作る必要があります。
➁以前に導入した給湯機がある場合は撤去作業を行なう
既に電気温水器などがある場合は撤去作業を行ないます。
この時、古い給湯機の固定穴をコーティングして塞ぎます。
穴をそのままにしておくと、雨水などが侵入して土台の劣化につながるおそれがあるからです
➂エコキュート本体の設置工事
次に本体の設置工事を行ないます。
貯湯タンクが転倒しないように地面にアンカーボルトを打ち込んで、地面に水平の状態でしっかりと固定します。
④配管工事(給水配管・追い焚き配管・ドレン排水配管など)
本体を設置したら給水用など各種配管の整備を行ないます。
⑤電気配線工事
電気配線工事を行ない、配線をカバーで隠します。
⑥屋内にリモコンを設置
浴室など屋内にリモコンを取り付けます。
⑦作動確認
最後に機器が正常に作動するかを確認し、問題が無ければ工事は完了です。
エコキュートの設置工事にかかる費用の相場はおおよそ10万円~20万円ほどです。
ただし、業者によって金額は変わりますので、施工を依頼する際にはあらかじめ見積書を出してもらいましょう。
本体価格に加えて20万円ほどの金額を目安にしてください。
土台の基礎工事にエコベースを採用したり、前に導入していた給湯機の配線を再利用したりすれば、費用を極力抑えることが可能です。
最後に重要ポイントをおさらいしておきましょう。
設置スペースは面積の大きさはもちろん、低周波音の問題や地盤の強弱などを考慮して適切な場所を選ぶことが大切です。
もしエコキュートの設置をお考えなら「エコキュート交換救急隊」にぜひご相談ください。
弊社は埼玉・東京・神奈川・千葉で電気給湯器の交換を行なっている「家の電気のスペシャリスト」です。
弊社は累計10,000件もの交換実績があるので、安心してお任せいただけます。
→エコキュートの交換は「エコキュート交換救急隊」にぜひご相談ください。
埼玉、東京、神奈川でエコキュートの交換設置なら安心と信頼のエコキュート交換救急隊におまかせください
Tel.0120-978-054
受付時間:9時~18時