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2022/07/22エコキュートはやめとけと言われるのはどうして?失敗しない選び方

環境に優しい給湯機としてエコキュートは知られています。
ですが中には「エコキュートはやめといたほうがよい」という意見もあるようです。
どうして「エコキュートはやめとけ」と言われるのでしょうか。
そもそもエコキュートがどうして環境に優しい給湯機なのかも含めて、まとめます。

エコキュートはやめとけと言われるのはどうして?失敗しない選び方

エコキュートとは

エコキュートは電気式の給湯器の1つで、正式名称は「自然冷媒ヒートポンプ給湯機」といいます。
お湯を沸かすときに空気の熱を使いお湯を沸かすため、従来の電気式給湯器に比べ消費電力が少なくなっています。
二酸化炭素の排出量も少ないのも特徴です。
また、沸かしたお湯は貯油タンクに貯めておく仕組みなので、電気料金が安い時間帯に湯を沸かせばランニングコストを抑えられます。

エコキュートはやめとけと言われる理由

一見良いところが多そうに見えるエコキュートですが、どうして「やめとけ」という意見が出てくるのでしょうか。
それにはエコキュートが抱えているデメリットがあるためでしょう。

初期費用が高い

給湯器の中でもエコキュートは初期費用が高めです。
エコキュートの設置費用は機種や条件などによっても違いますが、おおむね40~70万円です。
一般的なガス給湯器が20万円程度で設置可能なので、2倍~3.5倍とかなり高額となります。

設置場所を選ぶ

エコキュートはお湯を貯める貯湯タンクとヒートポンプユニットという2つの設備を屋外に設置します。
ガス給湯器に比べると設置スペースを広くとらなければなりません。
ヒートポンプユニットはエアコンの室外機と同じようなもので、稼働中はファンが回り風も出ます。
隣家との間などに設置してしまうと音や風によるトラブルが発生する場合もあります。

湯切れが起こる

その都度湯を沸かす給湯器に比べ、エコキュートは熱湯を貯油タンクに貯め、その湯を水で薄め適温にして使う仕組みとなっています。
タンク内のお湯を使い切ってしまうと再度湯を沸かす間、湯切れが起こるのです。

水圧が弱くなる

都度お湯を沸かす給湯器の場合、水道の水圧のままお湯が使える場合がほとんどです。
水道の水圧はおおむね500kPaです。
一方、エコキュートからお湯を出す場合の水圧は170~180kPaほどです。
水圧が半分以下になるために、不便さを感じる場合があるようです。

好きな入浴剤が使えない

エコキュートは機種によっては使用できる入浴剤が決まっている場合があります。
入浴剤に含まれる成分によってエコキュートの配管が傷んでしまうためです。
自分が好きな入浴剤を使いバスタイムを充実させたいという人にとっては、不自由に感じるでしょう。

電気代が高くなった

エコキュートは「消費電力が少なく電気代が安くなる」と言われていますが、設置後、逆に電気代が高くなったという人もいます。

それでもエコキュートが選ばれる理由

やめとけと言われる理由を見ていくと、どうしてエコキュートが選ばれているのかが分からないかもしれません。
エコキュートが選ばれるのにはそれなりに理由があります。
ここからはエコキュートが選ばれる理由についてまとめます。

光熱費が下がる

エコキュートを利用することで光熱費を下げられる可能性が高いです。
やめとけといわれる理由の中には、電気代が高くなったというものがありましたが、電気料金のプランや設定を適切なものにしていなかったことが原因だと考えられます。

電気料金プランや設定を適正化することで、エコキュートの年間電気代は抑えられる可能性が高いです。
どれくらい料金が下がるかは、事前にシミュレーションを依頼するなどして、確認をしましょう。

災害時もお湯が使える

都度お湯を沸かす給湯器と違い、エコキュートは貯湯タンク内に熱湯が溜まっています。
万が一災害などでライフラインが途切れても、タンク内に熱湯がある限りは、お湯を使うことが可能です。

火災リスクが少ない

ガス給湯器の場合は、火を使いお湯を沸かしますが、エコキュートは空気と電気の力だけでお湯を沸かします。
つまり火を使わないため火災のリスクは少ないのです。
不完全燃焼により一酸化炭素が発生することもありません。

環境負荷が少ない

エコキュートは消費電力が少なく、お湯を沸かす際にも二酸化炭素の排出が少ないため、環境負荷が少ない給湯機になっています。
環境に対しての意識が強まっている現代では、環境負荷が少ない点は大きなメリットと捉えられています。

失敗しないための選び方

エコキュート選びで失敗しないためには、生活リズムや家族の人数などからしっかりと機種選びを実施することが必要でしょう。
例えば家族の人数が多いと入浴する人数も多いため、どうしても使用する湯の量が多くなります。
家族の人数に合った容量の湯を貯めておける貯湯タンクを選ぶことが必要でしょう。

また、深夜の時間帯に電気代が安くなる電気料金プランは、昼間の電気代が一般的な電気料金プランよりも高く設定されています。
日中在宅する場合が多く、電気を多く利用する場合には、逆に深夜の電気料金が安くなるプランにしな方がよい場合もあるのです。
太陽光発電や蓄電池なども併用し、より節約できる方法を検討するようにしましょう。

まとめ

「エコキュートはやめておけ」という意見があっても、エコキュートが選ばれていることには理由があります。
選び方をきちんと考えれば、エコキュートはメリットも多いため、おすすめの給湯機といえるでしょう。
エコキュートの買い替え・設置をご検討中の方は、ぜひ当社「エコライト」にご相談ください。

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