お役立ちコラム

2020/08/28エコキュートの寿命(耐用年数)はどれくらい?交換したほうがいい症状は?

二酸化炭素(CO2)を冷媒にし、空気の熱でお湯を沸かすヒートポンプ技術を用いた電気温水器がエコキュートです。
エコキュートを使えばガス給湯器に比べて省エネになり、光熱費の節約にもつながりますが、半永久的に使用できるわけではありません。
ここでは、エコキュートの寿命(耐用年数)や故障・不具合の症状についてご説明します。

 

 

エコキュートの寿命(耐用年数)は何年?ダイキンや三菱の保証はいつまでOK?

2001年に発売開始されたエコキュートは、年々小型化や高効率化が進んでおり、一般家庭での普及率も増加傾向にあります。
しかし長く使っていくにつれ、交換や故障が気になり始めるのではないでしょうか。
まずはエコキュートの寿命やメーカー保証についてみていきましょう。

エコキュートの寿命(耐用年数)は10~15年

エコキュートの寿命はまだ正確なデータが明示されていませんが、一般的には10~15年程度と言われています。
エコキュートの本体はお湯を沸かす「ヒートポンプユニット」と、お湯を溜める「貯湯タンク」に分かれており、それぞれ寿命が異なるので注意が必要です。
ヒートポンプユニットは熱をエネルギーに変換する部分で、電子回路部品に不具合が生じやすいことから、寿命は5~10年と考えられています。
貯湯タンクはヒートポンプユニットよりも少し長持ちする傾向にあり、寿命は10~15年程度です。

これらの年数はあくまでも目安であり、水抜きなどのメンテナンスを怠ってしまうと早く寿命を迎えてしまうこともあるでしょう。
日々のお手入れが重要になってきます。

エコキュートは電気温水器よりも寿命が短い?

エコキュートの寿命(耐用年数)は10~15年ですが、ヒーターの熱でお湯を沸かす電気温水器は20年近く使えるものもあります。
だからといって、エコキュートはコストが悪いと考えるのは短絡的です。
エコキュートは電気温水器に比べイニシャルコストは若干高めですが、ランニングコストの面では圧倒的に優れています。
電気温水器からエコキュートに換えると、機種によっては1年あたり約8万円も節約することが可能です。

エコキュートのメーカー保証は最大10年

エコキュートが寿命を迎えた時、メーカーの保証期間中であれば、無料で部品交換や修理をしてもらうことができます。
無料保証期間はメーカーによってあまり差がなく、本体1年(三菱は2年)・ヒートポンプユニット3年・貯湯タンク5年というのが一般的です。
別途料金を支払うことで、5~10年の延長保証を付けられる場合があります。

【例】
ダイキン:10年間で28,000円
三菱:10年間で31,220円/8年間で25,562円/5年間で11,880円

メーカー保証のほかに、販売店でも保証を設けている場合があるため、事前に確認しておきましょう。

エコキュートの故障の判断方法!交換したほうがいい症状は?

ある日突然エコキュートに不具合が生じたら、故障を疑ってしまいますよね。
一時的な問題による症状かもしれないため、すぐに「故障した」と慌てずに判断することが大切です。

ここでは、エコキュートの故障を判断する方法や交換したほうがよい症状をご紹介していきます。

蛇口から水しか出ない・水も出ない

エコキュートからお湯が出なかったり水しか出てこなかったりする場合、お湯を使い切ったことによる「湯切れ」が原因かもしれません。
まずはお湯の沸き増しを行い、症状が改善するかどうか確かめてください。
それでも水しか出ない時は、温度調整基盤が劣化している・接触不良を起こしている可能性があるため、業者に修理してもらいましょう。

水も出ない場合、地域で断水が行われている・止水栓が閉まっている・凍結しているなどのケースが考えられ、待機するしか手はありません。
凍結が解除されない時は業者に相談してください。

お湯が止まらない・温度が不安定

エコキュートからお湯が止まらない場合、まずは水位の設定を確認してみましょう。
浴槽の循環口に汚れやごみなどが詰まっていれば、取り除いてください。

水位の設定に問題がなく、循環口を掃除しても改善しない場合、どちらかが故障している可能性があります。
お湯の温度が不安定な時は、水栓かエコキュートに不具合が起きている可能性があり、交換や修理作業を必要とします。
本体から異音がしないか、エラーメッセージが出ていないかという点も判断基準になります。

エコキュートから水漏れする

エコキュートを使用していると、本体から水やお湯がポタポタと漏れることがありますが、基本的には故障ではありません。
ヒートポンプユニットからは結露水が、貯湯ユニットからはお湯を沸かす際に膨張した水が排出されるため、本体からの水漏れは自然現象と考えて良いです。
しばらく様子を見て、水漏れが収まれば問題はありません。

ただし、使用年数が長い場合や貯湯タンクにひび割れが生じている場合には、部品の交換を必要とします。
本体を交換せずとも、パッキンや弁の交換で修理できることもあるでしょう。

光熱費が急激に高くなった時には、エコキュートの配管にズレが生じている、あるいは建物内部の配管に穴が開いている可能性も疑う必要があります。

まとめ

エコキュートには寿命(耐用年数)が存在しますから、15年以上を超えた時に故障した場合は、買い替えしたほうが良いでしょう。
修理費用が10万円以上など、あまりに高額になる場合も同様です。
いずれにせよ、ご自身では解決できない不具合が生じた時には、専門業者に相談してくださいね。

関連記事

contactお問い合わせ

埼玉、東京、神奈川でエコキュートの交換設置なら安心と信頼のエコキュート交換救急隊におまかせください